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見附正康先生による九谷赤絵講習会

私の所属するPAMC(ポーセリン・アート・マスタークラブ)は年に数回、会員向けの講習会を開催しています。
今回は九谷焼工芸作家の見附正康さんに講師として来て頂きました。
見附先生の作品は、伝統工芸である赤絵細描画をモダンなデザインで描かれていることで有名ですが、あんなに人気作家でいらっしゃるのに、とても気さくで素敵な方です。

実は私、今年の春に銀座和光で開催された展示会の折りに、何と、幸運にも見附先生の作品をゲットできたのでした。そうは言ってもそう簡単にゲットできたわけではありません。
初日は開店前から並んで整理券をもらい、最終番号が私にまわってきて、本当に幸運なことでしたが抹茶茶碗を購入させて頂くことが出来ました。その茶碗はまた何かの折にご紹介しようと思いますが、今回はその話ではなく、講習会の話しです。
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赤絵細描画を手にとって見ても、知らない人はそれが筆で描かれたものとは思いもよらないと思います。細ーい、それこそ細ーい糸のような線、まるでペンで描いたような・・・・・・・。 でもね、冷静に考えてみると、そんなに細い線を描けるようなペン先を私は知りません。 たぶん、ないんじゃないかなぁ・・・・・・・。
とすると、筆の勝ち!?
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去年のマスタークラブ展示会の時にも見附先生にワークショップをしていただきました。その時に一緒に参加していた外国のペインターたち、いつも元気なのに、その時には「フゥ~・・・」とか「ア~~」とかため息しか聞こえませんでした。やはりこんなに細かい仕事は日本人にしかできないのかも知れません。

そんな先生にご指導を頂けたなんて、本当に幸せなことです。

拡大鏡を使って、完成しました!!
by matsurika-art | 2016-07-18 00:04 | 絵付けに関すること

ポーセリンアート(上絵付け)に関するちょっとした話題、ささやかな日々の出来事などを気ままに綴っています。

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