2017年 11月 09日
フランス人間国宝展
上野の東京国立博物館に着いたのが午前10時半、平日なのに駅を降りた時点で人がごった返していたので覚悟はしたものの、入り口に到着して改めてびっくり。
切符売り場は中高年のおじさまおばさまたち(私もそうだが)でごった返しており、係員が「入場は二時間ほどお待ちいただいております」とのこと。考えたらいま運慶展をやっているのです。
私は窓口で「フランスの・・・・」というと、「あ、すぐに入れます」とのこと。どうもフランスなんちゃらはあまり人気がないらしい。
本館隣にある表慶館は明治時代末期に建築された美しい洋風建築です。
日本の通称「人間国宝」にならい、フランスにおいて「メートル・ダール」という称号がつくられ、今回はその認定を受けた作家さんたちの作品展です。
ジャンルは陶器、革細工、金工、テキスタイル・・・・などなど、15のジャンルからの出品でした。
が、会場の一部がとてつもなく暗く(私は暗すぎだと思う)、あまりものがよく見えないのが残念でした。確かに作品はとても素晴らしく、どれもこれも卓越されたものではありましたが、作品の数のバランスは・・・・・どうなんだろうなぁ・・・・・・。なんでこれだけ同じようなものがゲップが出るくらい並べられるの?というジャンルもあれば、「え?これだけ~。」というジャンルもあったり。
それでも私が個人的に感動したのは、折り布と扇でした。扇作家のシルヴァン ル グエンさんの作る扇の素晴らしいこと!
私もあんな扇が作れたら楽しいだろうな、なーんて思ったりして。
天気の良い秋の一日、色づき始めた葉を眺めてのんびり歩けたのは良かった。
でも、入場料1,400円はちょっと高かったかも・・・・・・・。ごめんなさい。
by matsurika-art
| 2017-11-09 22:51
| 展示会/展覧会のこと