2020年 07月 04日
コロナ禍のなかで
そんな中、私にとって大きな出来事が二つありました。
一つは5月末に父が93歳で他界しました。
本当に元気な父で、最近まで車を運転し家族をハラハラさせていました。
このままだと100歳を軽く超すのではないかと誰もが信じておりました。
健康には自信があり医者嫌いで「俺はぽっくり逝くから誰にも迷惑はかけない」と日ごろから口癖のように言っていましたが、本当にそうなってしまうとは誰が想像したでしょう。我儘な父の事、きっと最後はどこか悪くなって入院して家族全員をあれこれ呼びつけるのだろうとみんな覚悟していたのです。
しかし本当にあっけなく逝ってしまいました。あまりのあっけなさにみんな拍子抜けしたくらいです。父らしい潔い最期でした。
コロナ禍のために盛大なお葬式とはいきませんでしたが、ちょうど緊急事態宣言が解除され後だったので、地域のガイドラインに則りいろいろな方にお焼香をしていただけました。決して暗く悲しいお葬式ではなく、孫やひ孫たちが集まって大好きなじいちゃんを囲んで(?)のワイワイガヤガヤの楽しい(笑)お葬式となりました。きっと天国の父も喜んでいると思います。私もそのように逝きたいものだと思いました。
二つ目は、6月に我が家に新しい命が授かったことです。
2人目の孫が生まれました。
出産が近くなって1人目の2歳の孫を預かったのは、楽しかったけれど年老いたわが身にとっては結構体力的に大変な時もありました。毎日公園に行ったり、遊んだり寝かしつけたり、と。
しかし普段「子供苦手」の私も、自分の孫は可愛い。確かに可愛い(笑)。
出産のときも感染防止のために誰も病院には付き添えず誰もお見舞いに行けませんでしたが、今はビデオ電話があるので赤ちゃんの様子は見られました。
が、こんな時に出産するのは本当に大変です。お母さんよく頑張りました!
こんな世の中大変な時でも人は寿命を全うして死に、また新しい命が生まれ、私たちは普段通りの営みを続けていくのだとつくづく思います。
どうか皆さんコロナなんかに負けずに自分が与えられた寿命は全うできるように、体調管理に十分気を付けましょう。
私は今まで長年我儘な父に尽くしてきた87歳の母との時間を大切にしていきたいと思っています。
by matsurika-art
| 2020-07-04 17:05
| 日記