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ラスターで楽しむ ポーセリンアート

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今日、本が出来上がりました。
日貿出版社の担当のKさんが印刷所から届いたばっかりのホカホカ(?)の本を持ってきてくれました。
ラスターで楽しむ ポーセリンアート_f0062031_0524666.jpgタイトルは「ラスターで楽しむ・ポーセリンアート」
お値段は¥3,600+税で合計で¥3,780です。

ちょっと高いと思われるかもしれませんが、96ページで大きさはA4変形の大判です。
日本語と大意で英語併記もあるので、外国のぺインターにも見ていただけると嬉しいな。

心配していた作品の写真もいい感じにできています。
カメラマンの方も、ラスターを撮るのは初めてだそうですが、ラスターの特殊な光り方をかなり意識して撮ってくださったので、今までに見たことのないような感じに仕上がっています。

今回は、とにかくラスターの作品は人間の二つの眼で見た通りには写真に撮れないということを厭というほど知らされました。

今日、編集者のKさんがおっしゃいました。「いままでの仕事の中で一番大変な仕事だったかも知れません。」って。実は本当に”先が見えなく”なりそうな時が何度もありましたっけ・・・。

特に色校正を重ねていく段階や、英語表記のことで編集者のKさんと頭を抱えてしまうような時もありましたが、こうしてでき上ってみるとそんな苦労は忘れてしまいそうです。

作品のほかに、制作例を3点と、いろいろな特殊技法の使い方などを載せました。
説明もわかりやすくて、かなり見ごたえはあると思います。(もうこうなったら、自画自賛)

私の場合、普通の上絵付けとは違い、誰か先生に教えてもらったわけではありません。外国の本や雑誌から情報を得、自分で実験して、失敗しながら作ってきたものがほとんどです。
「そんなに全部教えてしまっていいんですか?」とよく聞かれますが、いいんです(キッパリ)。

ケチケチして誰にも教えないでとっておいたら、もし私がポックリ逝ってしまったとしら、私が作り上げてきたものが誰にも伝わらなくて終ってしまうでしょう。人間なんて、いつどうなるかわからないのだから・・・・・。
私が教えたことをさらに発展させていってくれる人がいたら嬉しいし、その人がさらに発表してくれたらもっといいよね!

アイデイアって、全部出してもあとから湧いてくるものだから、ケチするのはやめようと思っています。
出し惜しみするひとは、何も湧いてきませんよーッ。と声を大きくして言いたい。

そういえば、何年か前に私のセミナーを受けて下さった方で可笑しい人がいました。
そのかたはご自分で教室をされている方なのですが、私がちょっとしたアイディアを教えてあげたら「あら、いいことを聞いたわ。もったいないから生徒には教えないでおこう。」ですって!
私はびっくりしてしまいました。そんな先生に教わっている生徒さんは不幸です。

普通は「こんないいこと、私の生徒さんに教えてあげよう。」でしょうが!!!

おっと、思わずコーフンしてしまいました(笑)。

「ラスターで楽しむポーセリンアート」どうぞ一度手にとって見て下さいね。


ポーセリンアート茉莉花はこちらからどうぞ
by matsurika-art | 2008-12-23 01:14 | 著書のこと